「高速化するJPOP」をどう受け止めるか 音楽ジャーナリスト3人が徹底討論
http://realsound.jp/2014/01/jpop-2.html
2010年代のJ-POPのテンポが「高速化」してるという話/日々の音色とことば:
http://shiba710.blog34.fc2.com/blog-entry-567.html
J-POPの高速化について話題になっていましたが、アニメ、ボーカロイド、アイドル楽曲の影響も大きいであろうエロゲソングについても同様に高速化しているのか?と疑問に思ったことから。
http://realsound.jp/2014/01/jpop-2.html
2010年代のJ-POPのテンポが「高速化」してるという話/日々の音色とことば:
http://shiba710.blog34.fc2.com/blog-entry-567.html
J-POPの高速化について話題になっていましたが、アニメ、ボーカロイド、アイドル楽曲の影響も大きいであろうエロゲソングについても同様に高速化しているのか?と疑問に思ったことから。
まず、音源ガチ勢とは言えない程度の自分のライブラリでVirtual DJで使用可能な状態にした楽曲
(全てがエロゲソングではないが、エロゲソングmix用にディスク単位でXアプリ/ウォークマン用のATRACLosslessからwavで改めて保存し直している為、割合は高い)
をBPMを自動計測したところ、中央値が134と出ました(ある程度手動で直したが、自動計測なので変拍子曲についてはBPMが怪しい)。
エロゲソングで言うと、去年のGWAVEに収録されているTHE BIND SEEKER、ヒマワリの教会が丁度BPM134です。有名所だとave;new feat佐倉紗織 × Lump of sugarのいわゆる『Myシリーズ』でMy Sweet Ladyまでの3曲が133〜135で近い感じです。
THE BIND SEEKER(BPM:134) ヒマワリの教会(134)
Pure My Voices(133) My Sweet Lady(135)
エロゲソングの場合、アニソンでのいわゆる90秒尺のような縛りが緩い代わりに、ゲーム楽曲ということで、宣伝にも使われるOPがアップテンポ、作品を締 めくくるEDはバラード、挿入歌は作品次第という傾向もありそう(上記計測でのBPM120以下はほとんどがED、挿入歌という結果)なので、高速化する ならOPだと思われます。
とりあえず、上の方を見てみると、木漏れ日フレネルがBPM202とはいえ、160〜180あたりが多い印象。(というか、他の200越えがBullshit!! Hard problem!!ぐらいしかすぐには思い浮かばないが)
木漏れ日フレネル(202) Bullshit!! Hard problem!!(210)
ようやく本題、と言いたいですけどサンプル数的に怪しい気がするので、おなじみエロゲー批評空間からデータ総数順で…。
ブランド毎で傾向を見るとfeng、ういんどみる系列、ぱれっと、ALcot系列辺りが高速化してると言えそうだが(特にfengは直近2作のOP,ED共にBPM175超)、これだけではなんとも。
作品別総データ数順の上位からでは、2012年が速めの曲が多いかな、と思う程度。もっとも、00年代初期あたりから比較すると、OPのバラード楽曲率は低下し、高速曲が増えているとは思いますが。
[feng]
星空のいま(185) マリンブルーに沿って(180)
[ういんどみるOasis]
祝福のカンパネラ(145) Witch's Garden(182)
[ALcot]
Clover Heart's(156) Clover Day's(190)
2ch 葱板ベストエロゲソング投票の上位(得票式)で見ると、上位10曲中BPM160以上の曲は毎年3〜5曲、TOP3を占めたのは10年と13年ですが、 13年は8位のCOLD BUTTERFLYと9位のgeminiがBPM190で続き印象が大きい。TOP50まで見ると09年と11年が少ないですが、他の年は15曲前後で明 らかな増加傾向とはとれないか(11年はWHITE ALBUM2から多数ランクインした年)。
空気力学少女と少年の詩(182) HesitationSnow(135)
COLD BUTTERFLY(190) gemini(190)
同じクリエイター、ブランドで似た系統の楽曲の場合や、ライブ現場で盛り上がる曲に関してはBPMが上昇傾向にあるかも知れません。
前者の例としては、fripSideのfortissimoシリーズOP2曲や、大久保薫さん作曲のぱれっと関連楽曲(シンフォニック・ラブ、夢見るまま に恋をして、恋さくミライ)、Shadeさん作曲、片霧烈火さんがボーカル、アリスソフト作品のからget the regret overとTHE BIND SEEKER(これは何曲か挟むけど)あたりがあるかと。
(この記事を書いている途中で恋剣乙女〜再燃〜のOP曲が公開されたが、こちらは前作OPよりBPMが低くなっていたり。)
fortissimo -the ultimate crisis-(145) fortissimo -from insanity affection-(150)
後者では、例えば、B.G.M Festivalのアリスソフトパートあたりが該当するんですかね。アーティスト単位のライブだとそこまで多くは言えませんが、橋本みゆきさんの未来ノスタルジアあたりでしょうか。
業界内でのライブイベントが盛んになると(盛り上がり易い)高速曲も増えるのでしょうかね。
…P.C.M Live!2013で超越↑↑恋してナイしょ☆メア!!の時は速過ぎて腕が死にましたが。
風のように 炎のように(180) 未来ノスタルジア(164)
超越↑↑恋してナイしょ☆メア!!(214)
また、ED曲については、バラードが多いと書きましたが、近年では上記のfeng以外でも、
COLORFUL DAYS!!、さくらとことり、永久より永遠に、といったBPM180クラスのED曲も少しずつ出てきています。
結論
・実感こそそれほどないものの、長期的に見ればOP曲ではバラードが減り、
近年ではBPM180超といったかなりの高速曲が増え、EDでも一部に高速曲が出て来ている。
(全てがエロゲソングではないが、エロゲソングmix用にディスク単位でXアプリ/ウォークマン用のATRACLosslessからwavで改めて保存し直している為、割合は高い)
をBPMを自動計測したところ、中央値が134と出ました(ある程度手動で直したが、自動計測なので変拍子曲についてはBPMが怪しい)。
エロゲソングで言うと、去年のGWAVEに収録されているTHE BIND SEEKER、ヒマワリの教会が丁度BPM134です。有名所だとave;new feat佐倉紗織 × Lump of sugarのいわゆる『Myシリーズ』でMy Sweet Ladyまでの3曲が133〜135で近い感じです。
THE BIND SEEKER(BPM:134) ヒマワリの教会(134)
Pure My Voices(133) My Sweet Lady(135)
エロゲソングの場合、アニソンでのいわゆる90秒尺のような縛りが緩い代わりに、ゲーム楽曲ということで、宣伝にも使われるOPがアップテンポ、作品を締 めくくるEDはバラード、挿入歌は作品次第という傾向もありそう(上記計測でのBPM120以下はほとんどがED、挿入歌という結果)なので、高速化する ならOPだと思われます。
とりあえず、上の方を見てみると、木漏れ日フレネルがBPM202とはいえ、160〜180あたりが多い印象。(というか、他の200越えがBullshit!! Hard problem!!ぐらいしかすぐには思い浮かばないが)
木漏れ日フレネル(202) Bullshit!! Hard problem!!(210)
ようやく本題、と言いたいですけどサンプル数的に怪しい気がするので、おなじみエロゲー批評空間からデータ総数順で…。
ブランド毎で傾向を見るとfeng、ういんどみる系列、ぱれっと、ALcot系列辺りが高速化してると言えそうだが(特にfengは直近2作のOP,ED共にBPM175超)、これだけではなんとも。
作品別総データ数順の上位からでは、2012年が速めの曲が多いかな、と思う程度。もっとも、00年代初期あたりから比較すると、OPのバラード楽曲率は低下し、高速曲が増えているとは思いますが。
[feng]
星空のいま(185) マリンブルーに沿って(180)
[ういんどみるOasis]
祝福のカンパネラ(145) Witch's Garden(182)
[ALcot]
Clover Heart's(156) Clover Day's(190)
2ch 葱板ベストエロゲソング投票の上位(得票式)で見ると、上位10曲中BPM160以上の曲は毎年3〜5曲、TOP3を占めたのは10年と13年ですが、 13年は8位のCOLD BUTTERFLYと9位のgeminiがBPM190で続き印象が大きい。TOP50まで見ると09年と11年が少ないですが、他の年は15曲前後で明 らかな増加傾向とはとれないか(11年はWHITE ALBUM2から多数ランクインした年)。
空気力学少女と少年の詩(182) HesitationSnow(135)
COLD BUTTERFLY(190) gemini(190)
同じクリエイター、ブランドで似た系統の楽曲の場合や、ライブ現場で盛り上がる曲に関してはBPMが上昇傾向にあるかも知れません。
前者の例としては、fripSideのfortissimoシリーズOP2曲や、大久保薫さん作曲のぱれっと関連楽曲(シンフォニック・ラブ、夢見るまま に恋をして、恋さくミライ)、Shadeさん作曲、片霧烈火さんがボーカル、アリスソフト作品のからget the regret overとTHE BIND SEEKER(これは何曲か挟むけど)あたりがあるかと。
(この記事を書いている途中で恋剣乙女〜再燃〜のOP曲が公開されたが、こちらは前作OPよりBPMが低くなっていたり。)
fortissimo -the ultimate crisis-(145) fortissimo -from insanity affection-(150)
後者では、例えば、B.G.M Festivalのアリスソフトパートあたりが該当するんですかね。アーティスト単位のライブだとそこまで多くは言えませんが、橋本みゆきさんの未来ノスタルジアあたりでしょうか。
業界内でのライブイベントが盛んになると(盛り上がり易い)高速曲も増えるのでしょうかね。
…P.C.M Live!2013で超越↑↑恋してナイしょ☆メア!!の時は速過ぎて腕が死にましたが。
風のように 炎のように(180) 未来ノスタルジア(164)
超越↑↑恋してナイしょ☆メア!!(214)
また、ED曲については、バラードが多いと書きましたが、近年では上記のfeng以外でも、
COLORFUL DAYS!!、さくらとことり、永久より永遠に、といったBPM180クラスのED曲も少しずつ出てきています。
結論
・実感こそそれほどないものの、長期的に見ればOP曲ではバラードが減り、
近年ではBPM180超といったかなりの高速曲が増え、EDでも一部に高速曲が出て来ている。
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